人材派遣で起りやすいトラブルは?
いきなり知らない場所に行って、知らない人と仕事をしなければいけないという派遣業では、いろいろとトラブルも起ります。直接の雇用関係でないだけに、ささいなことでもこじれてしまうこともよくあります。いったいどのようなトラブルが起りやすいのでしょうか。
派遣先企業からのクレーム
・仕事はよくできるけれど、態度や人間関係が悪すぎる。
派遣スタッフになる理由の1つに、派遣は人間関係が鬱陶しくないから、というものがよくあげられます。派遣先企業には仕事をしにいくのだから、仕事だけをしていればいいだろうというのです。ですが、派遣であろうとなんだろうと、人と係わり合うことには変わりません。自分の「仕事」とは関係ないことだからといって、挨拶もせず笑いもせず、ただ仕事をしているという態度には問題があります。
・制服がないからと、TPOにあっていない格好をして来る。
派遣先企業では私服で構わないというところがあります。私服だから好きな格好を、といっても限度があります。社会人として仕事先に行くのにおかしくない服装をするべきでしょう。
・時給だからと、遅刻・欠勤が多い。
派遣スタッフのお給料は、日給や月給で払われることもありますが、時間給で計算されることがほとんどです。時間で区切られているから自分の給料が減るだけのことだと思うのか、遅刻や欠勤を繰返す人がけっこういるそうです。
・前に勤めていた会社や、派遣されていた会社と比べる。
仕事のやり方はその会社ごとに微妙に違うところがあります。派遣先企業が今まで自分が勤めたことがある会社や派遣先のやり方と違っていて、前の方がいいと思っても、その会社のやり方に従うべきでしょう。
・派遣先の社員にあまり触れ回って欲しくないことまで話す。
派遣先企業の社員と仲良くなることはよいのですが、話すべきことでないことまでペラペラと話すのは考えものです。正社員と派遣社員は立場が違うのですから、雇用条件や給料が違っているのは当たり前で、話したり比べたりすることではありません。
・ささいな理由で辞める。
少し気に食わないことがあったから、気に食わない人がいたから、そんな理由にもならないような理由で勝手に辞められてしまっては困ります。
派遣先企業からのクレームに共通していることは、社会人としてのマナーが身についていないのではないかということです。正社員でなくても派遣社員も「仕事をするために」会社に来ているのですから、社会人という立場であることには変わりはありません。
1人の派遣スタッフの態度で、今後新しく派遣されてくるスタッフや派遣元会社の立場まで悪くなってしまう可能性もあります。